この記事では、フィリピンでeSIMを超格安で利用する方法を解説します。
旅行や留学など、観光でフィリピンに行かれる方が、手軽にネットワークにつなぐことができるのがeSIMです。しかし、一般的なeSIMサービスは現地の電話番号がついていないものがほとんどです。
今回紹介する現地通信会社からのeSIM直接申し込みは、電話が使えて、しかもどこよりも格安でネットを利用できます。
私はフィリピンで15日間13GBのデータプランを800円ちょっとで利用しました!しかも電話番号付きです。
今まではSIMカードを購入するのが一般的でしたが、物理的なカードの抜き差しが必要だったり、空港など特定の場所でしかSIMカードを購入できませんでした。
eSIMなら、日本で購入・設定していけますので、安く現地ネットワークを利用したい、現地の電話番号も使いたいという方におすすめです。
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フィリピンでeSIMを利用するには対応機種が必要
大前提として、フィリピンでeSIMを利用するにはお使いのスマートフォンがeSIM対応機器である必要があります。古い機種ですとeSIMが使えない場合があります。
その場合は、カードのSIMやレンタルWi-Fiなど別の方法をご利用ください。以下で解説しています。
フィリピンで現地の電話番号が使えると何がいい?
フィリピンの電話番号がなくてもそれほど困ることはありませんが、私が電話番号が使えて役に立ったと思う場面は次のことです。
- お店の予約がしやすい
- SMSでやりとりできる
- 向こうから連絡が取れる
- アプリのSMS認証がしやすい
まず、レストランやマッサージのお店を予約したいとき、直前なら電話でも連絡が取りやすいです。また、今日やっているか確認したり、ちょっと遅れますなど急ぎの用事がある場合もすぐ電話できるのは助かります。英語が苦手で電話は難しいという場合も、SMSで連絡が取りやすいです。
また、以前夫がホテルに忘れ物をしてしまったことがあるのですが、チェックインの時に現地電話番号を書いていたのですぐ電話をくれました。レストランに忘れ物をしてしまったかもとお店に行った時(結局別の場所から出てきた)、出てきたら電話するよと連絡先を聞かれたときも、現地電話番号を伝えることができました。
さらに、フィリピンで使う一部のアプリは、現地の電話番号がないと登録できないものがあります。必須ではありませんが、フィリピンの電話番号があるとこのような場合に助かります。
フィリピンで電話番号付きeSIMを利用する方法2つ
それでは、フィリピンでeSIMを利用する方法について説明します。海外でeSIMを利用するには、主に以下の2つの方法があります。
- ネットで海外eSIMを購入する
- 現地通信会社にeSIMを直接申し込む
一般的なのはトリファ(trifa)やkkdayなどに申し込んでeSIMを利用する方法です。もう1つ、現地の通信会社にeSIMを直接申し込む方法があります。こちらのほうがかなり安くeSIMを利用できます。
フィリピンでGlobeのeSIMを利用する手順
今回の説明では「Globe」というフィリピンの現地通信会社を利用します。フィリピンにはGlobeとSMARTという2大通信会社があり、Globeはその1つです。
- Globeの専用アプリをインストールする
- eSIMを申し込む
- eSIMをアクティベートする
- GlobeOneに会員登録をする
- 電話番号に対する個人情報登録をする
- Globeのプロモを購入・適用する
では、具体的な方法を説明していきます。
私はフィリピンに到着してから申し込みましたが、日本にいる間にすべて設定していけます。
Globeの専用アプリをインストールする
GlobeのeSIMを申し込むには、GlobeOneという専用アプリが必要になります。
まずはGlobeOneをスマホにインストールします。
フィリピンの空港などでSIMカードを購入した場合も、このアプリに電話番号を登録すれば使えますよ。
eSIMを申し込む
GlobeOneアプリを立ち上げると以下のような画面になります。
一番下にeSIM購入のメッセージが出ていますので、それをクリックします。すでに会員登録済みでログインしている場合は、「Essentials」→「Prepaid eSIM」を選択します(その場合、以下の画面は出てこない場合があります)。
「現地eSIM」を購入するか、「旅行者向けのeSIM」を購入するかを選択できます。
2つめの「旅行者向けeSIM」を選択した場合は以下の画面が表示されます。
これは、30日間有効のトラベラーズ向けプランで、80GBのデータ容量と電話かけ放題、SMS使い放題で1750ペソです。日本円にして5,000円弱。これでもいいですが私は30日も滞在しないので割高になるため、「現地eSIM」の方を購入することにしました。
現地eSIM(Local Prepaid eSIM)を選択すると、以下の画面になり、使っているスマホがeSIM対応かどうかが自動チェックされます。
チェックマークがつけば対応しています。有効なスロットがあるかを確認したら「Get eSIM」を選択します。
上記の要件を確認して「Continue」をタップします。
最初に購入できるプランはこちらになります。99ペソで5GBのデータ容量、SMS使い放題で3日間有効とあります。
メールアドレスを入力して支払い方法を選択します。
支払い方法はクレジットカード/デビッドカードまたはG-Cashが選択できます。私はクレジットカードを利用しました。「Purchase」ボタンを押してカード番号を入力すると購入完了です。
以下の画面が表示されます。付与された電話番号も表示されています。
有効期限3日、5GBでも十分ならこのまま利用できますが、このままだとSMSは利用できても残高(ロード)がないので電話はかけられません。ロード(残高を追加)する方法もありますが、私はこの後の手順でさらにプラン(プロモ)を追加しました。
eSIMをアクティベートする
eSIMのアクティベート方法は3種類あります。
- QRコードを読み込む
- 必要な情報を手入力する
- アプリから直接インストールする
QRコードを読み込む
eSIMの申し込みが完了すると、2通のメールが届きます。1通は支払い確認、もう1通はアクティベーションに必要なQRコードが記載されています。
このQRコードを利用するスマホに設定します。操作方法はスマホによって異なりますが、iPhoneの場合は「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」→「QRコードを使用」で、送られてきたQRコードをカメラで読み込みます。
別のスマホやパソコンにQRコードを表示させた状態で読み込む必要があります。
必要な情報を手作業で打ち込む
私は手元にパソコンがなかったので仕方なく「詳細情報を手動で入力」を選択し、QRコードと一緒に送られてきた詳細情報を以下の画面に入力しました。
QRコードがうまく読み込めないときも、手動入力を試してみてください。アクティベーションがされたら、スマホのメニューからモバイル通信にこのGlobeのeSIMを追加します。
eSIMがアクティベートされ、追加したeSIMをスマホの設定で有効にすると、日本にいる場合でもSMSは受信できるようになります。
アプリからeSIMをアクティベートする
2回目にeSIMを購入した際、アプリからスマホに直接eSIMをダウンロードしてインストールできるようになっていました(最初は見逃していたのかもしれません)。eSIMを購入したスマホでそのeSIMを利用する場合は、この機能を使うとQRコードを読み込むより断然楽です。
この画面の「Download eSIM to this phone」ボタンをタップします。すると、以下の画面になりeSIMがダウンロードされます。
アクティベートを許可するボタンをタップします。
完了画面が表示されたので設定を確認するとGlobeのeSIMが設定されており、モバイル通信も有効になっていました。
日本でeSIMをアクティベートできない場合の対処法
フィリピンから上記手順でアクティベートをしたときはうまくいったのですが、2回目に日本からeSIMを購入した時は、「アクティベート中」のまま動かなくなってしまいました。
日本からのアクティベーションは少し時間がかかるようです。私はそのまま待っていたら数分で完了しました。
ただし、日本から設定したときはこの後の会員登録の認証のためのSMSがしばらく届きませんでした。いろいろ設定を変えるなどしているうちに届くようになりました。ただ単に時間がかかっていただけかもしれません。
日本で設定していてもフィリピンの番号にSMSは届きます。
また、データローミングをオンにしなくてもSMSは届きました。
日本にいる時点でアクティベーションを完了したり、SMSを受信する必要があるのは、この後の「会員登録」や「個人情報登録」をするためですが、フィリピンに到着してからでも特に問題はありません。
GlobeOneに会員登録をする
GlobeOneアプリの会員登録をします。電話番号でSMS認証をした後、必要情報を入力します。
私は、フィリピンの現地電話番号をゲットした後に、その番号で会員登録をしました。会員登録はフィリピンの番号ですることをおすすめします。日本の番号にしてしまうとフィリピンでGlobeからのSMSを受け取れない可能性があるためです。
その時はプランを使い切ったタイミングでまた99ペソで新しいeSIMを新しい番号で取得すれば問題ありません。
また、外国人のため帰国して有効期限が切れるとその番号は使えなくなりますので、再度フィリピンに行く場合も新たに番号を取得してください。
アプリへの会員登録は必須ではありませんが、会員登録をしたことで以下のように現在のデータ容量・残り容量・使えるサービスなどが把握できるようになり便利になりました(一度もフィリピンから接続していない場合は見られないようです)。
【必須】電話番号に対する個人情報登録をする
フィリピンでは法律により、2022年末からSIMの利用に個人情報の登録が必須になりました。これは外国人でも必要です。個人情報の登録もGlobeOneからできますのでその手順を紹介します。
アプリから個人情報の登録がうまく行えない場合は、ネットから登録することもできます。こちらからどうぞ!
アプリから「Register your SIM」をタップします。
登録するアカウントを選択します。通常は、先ほど新規登録したアカウント1つだけのはずです。
SMS認証を行います。GlobeからSMSで番号が送られてきます。
登録に必要な個人情報を入力します。この際、Registration Typeは「Foreigner – Tourist」を選択します。滞在先住所は、滞在先のホテルや語学学校の住所を入力します。
この際、アップロードする必要がある書類があります。外国人として登録する場合は、パスポート、滞在先住所を証明する書類(ホテルの予約票、語学学校の住所が書かれた入学許可証、受領書など)、eチケットの写真のアップロードが必要です。
また、セルフィーとして自分の写真を自撮りして送る必要があります。登録が終わると、以下の画面が表示されます。
これで、登録は終了です。
Globeのプロモを購入・適用する
最後にさらにたくさん使うためのプロモ(プラン)を購入・適用します。
最初に購入した99ペソの基本プロモは3日間だけ有効でした。私はこれでは足りなかったので、さらに追加のプロモを購入することにしました。
GlobeOneユーザー限定のGoEXTRA199というプランは、199ペソで15日間8GBのデータ、電話かけ放題、SMS利用し放題だったのでこちらを利用します。
プロモを購入・適用する
プロモを購入するには、GlobeOneのメニューから「Buy Promo」を選択します。
プロモを適用するアカウントを選択します。通常は、先ほど新規登録したアカウント1つだけのはずです。
最適なプロモを選択します。私は199ペソのプロモにしました。
支払いを方法を選択して「Subscribe」をタップし、決済を行います。下記の画面になれば購入完了です。
プロモは重複して適用できます。私の場合は最初の5GBとその後追加した8GBなので、合計13GBになっていることをアプリで確認できました。
クレジット決済できない場合の支払い方法
ここでトラブル発生
実は追加のプロモ購入の際クレジットカードでの決済に失敗しました。フィリピンにいる間にカードの不正利用疑いで利用が制限されてしまったんです。そのせいで決済エラーになりました。
別の支払い方法にG-Cashがありますが、私は使えません。その他の決済方法としてE-Walletがあり、そこにGrabPayというものがあったのでそちらを使いました。
Grabのアプリは使えていたのでGrabアプリからGrabPayに200ペソチャージ、GlobeOneの支払いでGrabPayを指定して199ペソ支払いました。
※最初のeSIM購入時の支払い手段はクレジット/デビットカードかG-Cashのみのようです。
フィリピンGlobeのeSIM(電話番号付き)直接申し込みでかかった料金
フィリピンではGlobeともともとのAhamoの二重利用で快適にネットを利用することができました。
かかった費用は最初の99ペソと、追加の199ペソのプロモで298ペソでした。日本円にすると800円ちょっとです
15日間使ってのデータ残量はこちら。
語学学校に滞在中はWifiを使えたので、データはかなり余りました。
フィリピンeSIM注意点!旅行者は30日間だけ利用可能
一点注意点があります。留学生や観光で滞在している人は個人情報登録の際に外国人として登録しています。その場合はeSIMの有効期限は30日間となり、それを超えるとeSIMは使えなくなるようです。
(ビザ延長手続きをした方は有効期限も延長できるとの情報も見ました。)
私のように1年に1回ペースでフィリピンに行くような人の場合は、再度eSIMを購入して新しい電話番号を取得する必要がありそうです。
GlobeのeSIMが不安なら
以上、フィリピンの電話番号付きeSIMを格安で利用する方法をご説明しました。
英語のメニューのみですがこの手順でやれば問題なく利用できるかと思います。
とはいえ、私もクレジット決済でエラーが出ましたし、個人情報の登録など面倒な部分があるのも事実です。
上手くつながらなかった時の対応が不安という方や、少しくらい値段が上がってもっと気軽に使いたいという場合は、トリファやkkdayなど、日本語で申し込んでいけるeSIMサービスを利用するのが一番手軽ではあります。
そちらもご検討ください。
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日本語メニューのアプリから簡単にeSIMを利用できるトリファ(trifa)から、ブログ読者様限定の5%割引クーポンを発行していただきました。こちらもご利用ください。
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※有効期限:2024/12/31