フィリピンに行くことになったけどどこで両替するのがいい?日本で両替できる場所はある?
留学などでフィリピンに行くことになったら、どこで日本円をフィリピンペソに両替するのが一番お得でしょうか。
できれば少しでもお得なレートで両替したいですよね。出発前に日本の空港で両替するのはレートが悪すぎるのでおすすめしません。
この記事では、日本円をできるだけ良いレートで両替する方法についてご紹介します。
どこで両替?日本の空港はおすすめしません
海外に行くときに日本の空港で両替をしていくケースってよくありますよね。
しかし、ちょっと待ってください!
ドルやユーロはともかく、フィリピンペソはあまりにもレートが悪すぎるんです。
日本の空港の両替手数料は13~25%です。
出典Blog:フィリピンペソ両替レート&手数料31比較【2019】節約のコツはATM引出し
手数料15%とか!20%とか!
これ見ちゃうともう日本の空港では両替する気になりませんよね。
到着したときに手元にお金がないとどうしても不安という方は、ごくごく少額にしてください!
それか、日本で両替していく場合はこの後紹介する方法がおすすめです。
両替はフィリピンに着いてから!3つのおすすめの両替方法
ではどこで両替するのがいいのでしょうか?私がフィリピンに行くときは、基本的に日本円を現金で持ち込み、次の3つの方法でフィリピンペソを用意しています。
- フィリピンの空港で両替する
- 街の両替所で両替する
- ATMで引き出す
その他にも、クレジットカード払いが可能なお店ではカードを利用しています。
それぞれの方法のメリットとデメリットを説明します。
1. フィリピンの空港
空港での両替はレートが悪いと言われていますが、フィリピンの空港はそこまで悪くありません。
フィリピンに入国すると空港内に両替所があり、それぞれ掲示板にその日の両替レートが出ています。
大きな空港ですと両替所が複数あり、レートもまちまちなので、まずは掲示板をチェックして一番レートが良いところを選んで両替してください。
ただし、レートもそれほど悪くないので、ある程度替えていってしまってもいいかも。
ここで注意しなければいけないのはレートの表示が「1ペソあたり○○円」ではなく、「1円あたり○○ペソ」となっていることです。
ちょっと混乱するかもしれませんが、たとえば「0.38」と「0.37」となっている場合、1円払ってもらえるペソの額なので、レートが良いのは「0.38」の方です。
ちなみに2023年6月に留学したときは、マニラの空港で0.38のレートで両替しました。3万円出して1万1,400ペソ(1ペソ2.63円)になりました。
フィリピンの空港で両替をするメリット
- フィリピンの空港の両替所はレートはそれほど悪くない
- 到着後すぐに必要な現金を替えられる
フィリピンの空港で両替をするデメリット
- 到着したときのレートでの両替になる(タイミングを選べない)
お金を受け取ったら必ずその場でレシートの金額と合っているかを確認してください!
2. フィリピンの街の両替所
街の両替所は空港よりもレートが良いとは言われていますが、両替のタイミングにもよりますし、たいして差がないように思います。
学校などでレートの良い両替所を教えてもらえればそこを利用するのが一番いいです。
しかし、高いところもありました。たとえばセブのアヤラモールの中だけで何箇所も両替できるところがありましたが、レートに差がありました。
街の両替所で両替するメリット
- 小額をちょこちょこ替えるのに便利
- 滞在中に安いタイミングを見計らって両替できる
街の両替所で両替するデメリット
- 比較できる両替所がないと果たして本当に安いのかわからない
- 営業時間内でも現金がないと取り扱いがない場合がある
お金を受け取ったら必ずその場でレシートの金額と合っているかを確認してください!
3. ATM
フィリピンでも、クレジットカードやデビット機能付きキャッシュカードを使ってATMから引き出しをすることができます。
いわゆるキャッシングです。うまく活用すれば、一番お得になります。
ATMは空港、ショッピングモール、ホテルなど色んな場所に設置されていますが、銀行のATMだと大抵ガードマンがドアの外に立っているのでセキュリティ面でも安心ですし、万が一機械のトラブルがあった場合も人がいるのですぐ対応してもらえます。
ATM引き出しの上限
ATMを使用する場合は、1回に引き出せる金額に上限があります。
上限は1万ペソが多いですが、2万ペソでOKだったこともあります。それ以上のところもありますが、一気に大きな金額は引き出せない可能性があります。
ATM引き出しの手数料
ATMで引き出す際には、当日の円換算為替レートに利息、海外ATM手数料(カードによって異なる)、フィリピンの引出手数料を足したものとなります。ただし、手数料はクレジットカードかデビットカードかによって異なりますし、クレジットカードでもカード会社によって手数料がかからないところがあります。
事前に手持ちのカードが海外のATM利用でどのくらいの手数料がかかるかを調べて行くと良いでしょう。
ちなみに、2023年6月にATMを使って楽天のクレジットカードで200ペソを引き出したときの手数料は98円でした。別の日に同じ額を引き出したときの手数料は95円だったため、為替によって変動するようです。
取り扱いカード
クレジットカードは、Visa、Masterであれば大抵大丈夫でした。AMEX、JCB、Dinersはだめなところが多かったです。
デビット機能付きキャッシュカードは、裏面に「Cirrus」または「Plus」のマークが入っているものが使用できます。
日本の銀行で発行されたキャッシュカードでも、上記のマークが入っていれば海外で使用できます。
ATMの機械の上に対応しているカードのマークが出ていますのでまずはそこを確認してからATMを選びましょう(理由はわかりませんが、対応しているマークがあってもだめな場合もありました)。
事前に日本で調べて行って大丈夫だと思っていたカードでも使えなかったものがあるので、カードは数種類持って行く方が安心です。
ATMの操作方法
ATMの操作手順は日本とは異なるため戸惑う場合がありますが、慣れれば大丈夫です。
簡単な手順のを説明します。
- ATMにカードを入れる
- 「WITHDRAW」(引き出し)を選択する
- クレジットカードの場合は「CREDIT」、キャッシュカードの場合は「Saving」を選択する
- PIN(暗証番号)を入れる
- 引き出したい金額(ペソ)を入れる
- 現金、カード、明細を取る
ATMのメリット
- 日本から大量の現金をフィリピンに持ち込む必要がない
- 手数料がかかるが両替のレートより割安になる
ATMのデメリット
- 慣れないうちは操作にとまどう
- 対応していないカードがある
- 引き出し額に制限がある
- 小額だと逆に割高になる
- カードが出てこないなどのトラブルの可能性がある
- 後日カードの明細を見るまで、交換レートなど正確な金額がわからない
ATM利用は慣れてないとちょっとハードルが高いですね。
私も試しに3000ペソ引き出してみるなど、小額の利用をしてしまいかえって割高になったことがあります。
番外編: 買い物でクレジットカードを利用する
これ以外に、お買い物で直接クレジットカードを利用することもあります。
クレジットカード払いのメリット
- 大量の現金をフィリピンに持ち込む必要がない
- 手数料がかかるが両替のレートより割安になる
- 盗難や不正使用の場合補償される可能性がある
クレジットカード払いのデメリット
- 使える場所が限られる
- 後日明細を見るまで正確な金額がわからない
時々現地通貨(ペソ)払いか日本円払いかを聞かれることがあります。
必ず現地通貨を指定してください。
控えでも日本円払いになっていないことを確認してください。
日本円だと独自のレートが適用されて高額になってしまうことがあります!
結論:フィリピンペソへはどこで両替するのが一番お得?
フィリピンペソを用意する際一番お得な方法はどれでしょうか。
結局私の結論としては、フィリピンの空港での両替が安定していて間違いがないと感じました。滞在中は少額ならレートの良い両替所で両替し、一度にある程度の額を両替する場合は、ATMのキャッシングを利用するのがお得です。
どちらの場合も、滞在中であればレートが良い日を狙って替えるのがいいですね。
しかし、その日に両替所に行けるとも限りません。
だったら、出発前から日本でフィリピンペソを用意していくのもありですね。
今回私が紹介するのは「外貨両替マネーバンク
マネーバンク
この記事を書いている2023年2月24日の1円当たりのフィリピンペソは2.45円。
マネーバンクでペソを買う場合は1円2.532円と手数料は約3.4%でした!
(マネーバンクのレートは為替相場の変動に合わせて1日に何度も更新されます)
日本の空港より断然安いですよね!
実際に執筆時点の料金を比較してもこんなに違います。
出典元: 外貨両替マネーバンク
フィリピンの滞在先から両替所やATMまで出向いたりするよりは手間が省けますし、下手な両替所で替えるより安いかも。
何より、出発まである程度の日にちがある場合はレートの良い日を狙って購入できるのが魅力です!
マネーバンクの取引レートは随時こちらのトップページから確認できます!
ただし、注意点が1つだけあります。
マネーバンクでの申込み金額は7万円以上からなんです。ちょっとだけ両替することはできないんですね。
でも、語学学校に留学する際は、到着後に入学金やSSPなどのまとまった金額をペソで支払う場合があるので、その分だけでも親子3人で5万円くらいかかります。
そう考えると用意していく金額として多すぎることはないですよね。
フィリピン行きが決まったら、両替の選択肢としてレートをチェックしてみてください。